R&D研究開発
当社の研究開発は複数の大学との産学連携を軸に進めています。
私たちは大学との連携を通じ、学術的な知見と現場の課題解決を結びつけています。
複数の研究機関との協力により、社会に役立つ革新的なソリューションを追求しています。
東京大学The University of Tokyo

近年、生成AIの急速な普及に伴い、大量の情報を扱うデータセンターなどの大規模情報基盤の構築が世界各地で進んでいる。これらのシステムは多数の半導体集積回路に依存しており、その設計・運用においては、外的要因からの影響を受けず安定して稼働できることが強く求められている。現在も、台湾のTSMC社が先導する形で半導体ICチップの微細化が進展しているが、情報社会の高度化に伴い、ナノスケールの構造をもつ半導体デバイスを外部の擾乱から守ることは喫緊の課題である。
本講座では、粒子線加速器を用いた高エネルギー粒子の飛跡シミュレーションや、粒子挙動に伴って発生する電磁場の解析・計測・制御を行い、その産業応用に資する知見を蓄積する。同時に、太陽フレアや半導体内不純物から発生する高エネルギー粒子に起因するデバイス誤作動の防止を目指し、情報インフラやエネルギーシステムといった社会基盤を守るための研究を推進する。
さらに、α線・β線・γ線・中性子など多様な粒子およびそれに伴う電磁波の影響を評価し、デバイスレベルからシステムレベルに至るまでの保護手法を確立する。これらの取り組みを通じて、情報システムの保全と安全な運用を支えるとともに、次世代の人材育成を図ることを目的とする。
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取り組みと今後の展望
本研究は、大規模データセンターやエネルギーシステムの安定的かつ安全な運用に役立つことを目的としています。外部からの侵入や影響を防御する技術を確立することで、人々が安心して暮らせる社会の実現に貢献します。さらに、IoT機器やFPGAの誤作動防止といった身近な分野から、原子力発電所のような重要な社会基盤の安全運用に至るまで、幅広い応用が期待されています。
【研究及び及び教育内容・研究課題】
・高エネルギー粒子の飛跡を対象としたシミュレーション計算
・粒子の挙動によって発生する電磁場の解析と評価
・高エネルギー粒子により直接的または間接的に生成される電磁場が、産業インフラや情報システムに及ぼす影響の解明
・自然現象(太陽フレア等)や人為的要因によって発生する高エネルギー粒子から、情報システム・エネルギーシステムを含む社会基盤を防御するための手法の研究
ジョージ・メイソン大学George Mason University

ジョージ・メイソン大学のC5&Iセンターは、情報技術とサイバーセキュリティの軍事/国家安全保障応用に関する包話的な学術および研究プログラムを提供する、米国内初の大学ベースのセンターです。このセンターの使命は、政府、産業界、学術界の要件を整合させることに焦点を当てています。センターはC5&I分野で働きたいと考えている教員や研究者を結びつける多分野のハプとして機能し、米軍および民間当局にとって知識と革新の一流の情報源といて広く認識されています。
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背景
ジョージ・メイソン学アーリントンキャンバスにおいてSTAR-TIDESイベントが開催され、電磁シールド研究所(英名EMP Shield Tech Lab)と、ジョージ・メイソン大学のC5&Iセンターが、4月に正式締前された両組織間の覚書に関する調印式を行いました。
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取り組みと今後の展望
この合意によってもたらされる将来の協力は、学術界、産業界、政府関係者間の理解を深め、研究を促進し、科学イベントや会議、その他学術的な活動を推進することを目的としています。
【研究及び及び教育内容・研究課題】
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